直島 - Naoshima - を知る

▽直島の地理的概容

穏やかで静かな瀬戸内海に浮かぶその島は香川県高松市の北約13km、岡山県玉野市の南約3kmに位置し、周囲の島々とあわせた大小27の島々からなる直島諸島がそのまま香川県直島町です。面積が7.81平方qで近くには瀬戸内国際芸術祭が開かれた犬島や豊島、男木島、女木島、大島、小豆島があります。

直島全体の面積は14.23ku、人口は約3,400名。島内には、フェリーの発着港になっている宮ノ浦、戦国時代の海城の城下町を原形とする本村、古くからの漁港である積浦という3つの集落があります。

また、この島の北側は三菱マテリアル直島製錬所で昔から銅の製錬が行われていて、南部は瀬戸内海国立公園に含まれる自然が残されています。

直島周辺の瀬戸内地図


▽アートの島への歩み

『瀬戸内海の風景の中、ひとつの場所に、時間をかけてアートをつくりあげていく…。(アートの日常化)』をテーマに当時の福武書店の社長・福武哲彦氏と当時の直島の三宅親連町長とが意気投合し、直島の自然や地域固有の文化の中に、現代アートや建築を置くことによって、どこにもない特別な場所を目指し続けています。

   1989年・・・直島国際キャンプ場に始まり
   1992年・・・ベネッセハウスミュージアム
   1996年・・・サイトスペシフィック・ワーク
   1998年・・・家プロジェクト
   2001年・・・スタンダード展、本村ラウンジ&アーカイブ
   2004年・・・ベネッセアートサイト直島、地中美術館
   2006年・・・直島スタンダード2
   2007年・・・家プロジェクト7棟公開開始、海の駅なおしま
   2009年・・・直島銭湯「アイラヴユ」
   2010年・・・瀬戸内国際芸術祭2010
   2013年・・・瀬戸内国際芸術祭2013

現在も様々な取り組みやプロジェクトが進行中。

瀬戸内海に浮かぶひとつの島という立地条件からするととても交通の便がいいとはいいがたい直島。アーティストや関係者の努力だけではもちろん、ここまで急速な文化的発展は望めなかったでしょう。

これもひとえに地元の方の惜しみない協力とそれに応えるかのような訪問者の節度ある行動が、この直島を世界的にも有名な文化島として押し上げてきた要因だと思います。アーティストによる持続可能な取り組みやプロジェクトと共に、それらに触れる我々の行動や生活に気を配るいいチャンスだと思って、まだまだ発展するであろう直島を見守り続けていきましょう。

この直島での取り組みやプロジェクトが現在では小さな島を飛び越えていろいろなところに波及しているんですよ。


▽直島へのアクセス

岡山県(宇野港)から直島へ・・・フェリー時刻表&料金

  岡山空港⇒(岡電バス/中鉄バス 岡山駅行き 約30分)
   ⇒JR岡山駅⇒(JR宇野線宇野町方面茶屋町経由 約50分)
   ⇒JR宇野駅⇒(徒歩 約5分)
   ⇒宇野港⇒(四国汽船 約20分)
   ⇒直島(宮ノ浦港/本村港)

香川県(高松港)から直島へ・・・フェリー時刻表&料金

  高松空港⇒(ことでんバス 高松駅行き 約35分)
   ⇒JR高松駅⇒(徒歩 約5分)
   ⇒高松港⇒(四国汽船 約50分)
   ⇒直島(宮ノ浦港/本村港)


▽直島内での移動

●歩き
  その気になれば一日かけて全て徒歩で移動できないことはないよ

直島町営バス&ベネッセハウス宿泊専用送迎バス時刻表
  直島町営バスは島内を北から南まで運行しています(料金:大人100円、子供50円)

●自転車
  ベネッセハウス、地中美術館、本村ラウンジ&アーカイブで借りられて、
  この3地点では乗り捨て自由(500円)
  海の駅内のカフェとハナヤでもレンタサイクル可能(500円)

●自動車
  フェリーで乗り入れ可能だけど速度やマナーに気を付けて運転しましょう

●タクシー
  島に1台のみ!(直島タクシー 087-892-3036)まだやってるかなぁ


▽直島の地図

全体地図
  宮之浦港フェリーターミナル、直島町役場、地中美術館など

地中美術館周辺地図
  地中美術館、ベネッセアートサイトなど


▽直島周辺の見どころ

犬島(いぬじま)
  「精錬所」 2008年(設計:三分一博志、作品:柳幸典)
  「犬島 家プロジェクト」 2010年(設計:妹島和世、作品:柳幸典)

豊島(てしま)
  「豊島美術館」 (設計:西沢立衛、作品:内藤礼)※サイト作成中
  「心臓音のアーカイブ」(作品:クリスチャン・ボルタンスキー)
  2010年の豊島美術館は西沢立衛さん(作品は内藤礼さん)