▽犬島 家プロジェクト - Inujima Ie Project -
犬島の家プロジェクトは犬島アートプロジェクト「精錬所」に続いて、犬島集落に展開するプロジェクト。アートディレクター・長谷川祐子、建築家・妹島和世が島の風景を変容・活性化させる3つのギャラリー(F邸・S邸・I邸)と「中の谷東屋」があり、3つのギャラリーにはそれぞれアーティスト柳幸典さんの作品が展示されています。
犬島の家プロジェクトは平成21年2月で島民55人しかいない集落の中の空家に展開されている常設のアートプロジェクト。空家になった民家の空間と時間、記憶、生活を包括しながらそれぞれをアーティスト柳幸典さんが作品化したもので、住民の方々の受け入れによって生まれる来訪者(観客)とのコミュニケーションがあって初めて完成する直島の家プロジェクトに次ぐ家プロジェクトです。
犬島の歴史的背景を舞台に展開された三分一博志さんと柳幸典さんの「精錬所」に対し、犬島「家プロジェクト」では日常の中にアート空間が優しく滑り込み、過疎高齢化の集落が新たな風景へと生まれ変わります。ちなみに、犬島へは自家用車での乗り入れはできません。
▼犬島 家プロジェクト - Inujima Ie Project -▼
開館時間 | 10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
チケットセンターは10:00〜17:00 | |
休館日 | 毎週月曜・火曜日(祝日の場合開館、翌水曜日が休館) |
2011年1月28日〜30日はメンテナンス作業のため、臨時休館いたします | |
但し、12月〜2月は金・土・日・祝日のみ開館 | |
特別開館 | 瀬戸内国際芸術祭期間中は特別開館日があります |
鑑賞料 | 一般500円(15歳以下は無料) |
鑑賞について | 自由鑑賞(予約不要)※ガイドスタッフによる説明はありません |
所在地 | 岡山県岡山市東区犬島327-5 |
代表電話 | 086-947-1112 |
FAX | 086-947-1115 |
info@inujima-ap.jp | |
プロジェクト運営 | 財団法人 直島福武美術館財団 |
設計 | 妹島 和世 (Sejima Kazuyo) |
アートディレクター | 長谷川祐子 |
○入場の際のお願い
・島内を散策される際はマナーを守り、住民の方々へのご配慮をお願いいたします。
・ゴミは必ずお持ち帰りください。
・施設内でのビデオ、写真撮影、模写はご遠慮ください。
・飲酒状態、水着着用での入場はお断りしています。
・車両・二輪車・自転車での乗船はできません。また自家用船でのご来館はご遠慮ください。
・なるべく公共交通機関をご利用ください。
・ご来場の際は歩きやすい靴、動きやすい服装(暑さ・寒さへの対策を整えて)でお越しください。
・台風などの悪天候によってやむなく臨時閉館する場合があります。
▼犬島 家プロジェクト - Inujima Ie Project -の展示作品▼
作品 | 柳幸典 | F邸 「山の神と電飾ヒノマルと両翼の鏡の坪庭」2010年 |
S邸 「蜘蛛の網の庭」2010年 | ||
I邸 「眼のある花畑」2010年 | ||
作品コンセプト | 犬島「家プロジェクト」における3つの作品は、グローバル化の加熱によるドルを中心とした金融システムの崩壊と新たな多次元の経済構造、文化のあり方を示唆しています。 | |
建築 | 妹島和世 | |
建築コンセプト | 集落に開設される3つのギャラリーはアートと建築が人々の暮らしや風景と一体となるよう、瓦屋根や木を活かして改修された民家や透明なアクリル、風景を映し出すアルミなどの素材を使った建物をデザインし、犬島の風景に新たな風景を生み出していきます。 |