瀬戸内国際芸術祭2013 - Setouchi International Art Festival 2013 - を知る(記事05)


▽瀬戸内国際芸術祭2013 - Setouchi International Art Festival 2013 -

瀬戸内国際芸術祭2013が開幕したという2013年07月20日の讀賣新聞の記事

 直島に隣接する8島(直島、犬島、豊島、大島、小豆島、男木島、女木島、伊吹島)を中心とした瀬戸内国際芸術祭2013が開催中だという2013年07月20日の讀賣新聞の記事です。
 芸術家や建築家たちは丸や直線、点、面、曲線、木、鉄、絵、空間、色、匂い・・・いろいろなことを四六時中考えて考えてモノを造りますけど、観る側の人はどれだけの人が忙しいとされる生活の中で考えることができているでしょうか。人間ひとりが一生の内に考えることのできる量はせいぜい計りしれる程度だと思いますが、その人が2人、3人になっていくと単純に2倍、3倍に膨れ上がっていきます。その形を丸状だとするといろいろ考えた円が誰かの考えた円と交わるところがちょくちょくあるはずです。その交わったところからその人の考え方が少し垣間見えるというもの。直島に行くと、芸術家や建築家、地元の人たちと少しでも多くの面積が交わることができるようになりたいなといつも思います。芸術の全てなんてわかりっこないと思うと気持ちも楽だし、違ったアプローチでモノを観る目を養えるかもしれませんね。『好きこそモノの上手なれ』いい言葉です。別に有名なアーティストの作品じゃなくてもこの作品、なんとなく好きかも。最初はそんな雑貨店巡りをするような感覚でいいんだと僕は思います。わからないっ!って最初から見向きもしないでいると自分の円が膨らんでいきませんよ。
 彼らは考えることを止めませんからどんどんよくわからないモノを発表しだす人もいます。それもこれも人間だもの。そんなのがあってもいいじゃないですか。
 これでまた世界中から大勢の人が直島近辺に集まってきて賑やかになるんだろうなぁ。地元の人や土地に対する最低限のマナーやルールを守ってアートに接していきましょう。では、この記事の中身を紹介しましょう。


『アートの夏 開幕』

●アートの夏 開幕
 現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」は20日、新たに伊吹島(香川県観音寺市)が会場に加わり、夏会期が開幕した。9月1日まで香川県沖の8島と高松港(高松市)、宇野港(岡山県玉野市)に約20か国・地域の芸術家が約200の作品を展示する。
 この日、高松港から島々へ渡る船は早朝から多くの観光客で混み合った。女木島(高松市)では休校中の小学校の中庭に、真っ赤なブイにヤシの木を植え付けた高さ12メートルのオブジェを春から展示=写真=。今回の開幕に合わせ、周囲にサボテンなどの植栽を増やし、一段とにぎやかな印象にしたという。
 奈良市の会社員、高津真衣さん(25)は「出来立てのアートを見たくて初日に来た。島の自然や家並みの中にアートがあって想像以上に面白い」と話していた。

○○上の写真○○
 (若杉和希撮影)