豊島 - Teshima - を知る


▽豊島 - Teshima - を知る

 豊島(てしま)は直島のすぐ東隣にある島で、面積は直島の約倍にあたる14.5平方qで住所は香川県小豆郡土庄町豊島になります。かつて豊島の西端で起こった日本最大級の産業廃棄物不法投棄事件がメディアに取り上げられて一躍有名になってしまったこの豊島を舞台に財団法人 直島福武美術館財団が主体となってアート作品や建築を媒体として過去高齢化、産業不振の瀬戸内の島を再興しようというアートプロジェクトが続々と進められています。昔は豊島石が特産品で、稲作も盛んで、乳牛を多く飼育していたこともあり「ミルクの島」と呼ばれたこともあったそうです。

 2010年10月オープンの「豊島美術館」はSANAAのひとり、建築家・西沢立衛さんが設計を担当し、アーティスト・内藤礼さんとのコラボレーションによって生まれる水滴をイメージした建築で、以前から公開されている「心臓音のアーカイブ」はフランスの代表的現代アーティストのひとり、クリスチャン・ボルタンスキーさんが手がけています。個人的には参加アーティストに名前を連ねている藤本壮介さんや日比野克彦さんらの作品を楽しみにしています。


▽豊島アートプロジェクト - Teshima Art Projects -

現在、豊島で公開中・公開予定のアーティスト・プロジェクトの一覧
『作品』・【建築名】アーティスト・建築家
【豊島美術館】2010年西沢立衛、内藤礼
心臓音のアーカイブ】『心臓音のアーカイブ』2010年クリスチャン・ボルタンスキー
『あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする』トビアス・レーベルガー
『101歳の沈黙』『100歳の手』ほか木下晋
『Aurora』『宇宙的狂気愛』『紫の胎動』ほか横尾忠則
『フラワー』『ハッピースネーク』ジョゼ・デ・ギマランイス
『トムナフーリ』森万里子
『空の粒子』青木野枝
『島キッチン』安部良
『こんにちは藤島八十郎』藤浩志
『ストーム・ハウス』ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー
『Teshima sense(豊島の気配)』戸高千世子
『ビューティー』オラファー・エリアソン
『ノリとたゆたう。』大阪芸術大学豊島アートラボ
『潜在意識下の海の唄』キャメロン・ロビンス
『遠い記憶』塩田千春
『残り物には福がある。』クレア・ヒーリー&ショーン・コーデイロ
『ハーモニカ』スー・ペドレー
『-』内田晴之
『-』林舜龍
『-』藤本壮介
『-』日比野克彦
『-』ピピロッティ・リスト
『-』Team Bank Art Setouchi
個別鑑賞券【豊島美術館】を除いた全内作品各300円豊島美術館鑑賞券1,500円
鑑賞パスポート一般5,000円(前売4,000円)、高校生3,000円(前売2,500円)、中学生以下無料
1枚につき1名様のみ(瀬戸内国際芸術祭2010会期中有効)
1作品or1施設に1回のみ有効(2回目以降は各個別鑑賞料が必要)
鑑賞可能日時09:00〜17:00で無休
但し、オラファー・エリアソンとジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー、クリスチャン・ボルタンスキーは2010年07月20日、08月17日、09月21日、10月19日、10月26日を除き火曜日休館で開館時間は10:00から

▽豊島へのアクセス - Access to Teshima -

豊島へのアクセスは

@岡山(宇野港)と豊島(家浦港・唐櫃港)と小豆島(土庄港)を繋ぐ往復便(小豆島フェリー

A香川(高松港)と豊島(家浦港)を繋ぐ往復便(豊島フェリー

B直島(本村港)と豊島(家浦港)を繋ぐ往復便(豊島フェリー

それぞれ自家用車でも行けたり行けなかったりするので要注意です。さらに、「心臓音のアーカイブ」には駐車場はありません。徒歩や自転車、公共交通機関をご利用下さいとのことです。

▽豊島の地図 - Teshima Map -

印刷用の豊島の地図は別サイト(ベネッセアートサイト直島)をご参照ください。